「残された人生を、老人福祉にかける」

当時64歳だった私は、この思いを強く胸に抱き「特別養護老人ホームジャルダン・リラ」の創設を決めました。
私にとって60代は大きな転換点となりました。父・美春の入院、そして介護生活が始まったのです。1991年に病床に伏した母・花子の経験があったとはいえ、60代半ばで再び自分の身に降りかかった介護生活は、高齢者福祉や介護問題などの現実に直面するきっかけとなりました。
そして老人福祉に関する様々な知識を身につけるべく一念発起し、俳教大学社会福祉科に入学。そして社会福祉士や福祉に関わる資格を次々と取得していきました。

時を同じくして、今は亡き親友の関野宏氏(東北大学医学部 泌尿器科)とともに、人としての役割について談義することがありました。
当時自分が置かれていた環境もあり、老人福祉に並々ならぬ関心を寄せていた私は、関野氏の応援に背中を押され、老人福祉施設を建設のため「社会福祉法人 順明会」を設立しました。